釜山|2026年寒波で見えた生産現場の凍結リスク

冬の寒波で水が凍結した屋外の蛇口。配管とホースに氷が付着し、水道が使用できない状態をイメージ。
画像はイメージです。

今年の寒波は長期化と強い冷え込みが予想され、韓国でも生産現場への影響が警戒されています。
本記事では、釜山の生産現場で確認している機械凍結のリスクに焦点を当てます。

低温が続くと、水道の凍結に先行して、空圧配管や機械系統で不具合が生じやすくなります。
とくに外気と同条件にさらされる現場では、動力供給の不安定化が生産性低下に直結します。

現地観測をもとに、寒波時に機械凍結が起きやすい条件を確認します。
生産現場に従事する方の、今後の寒波に備える判断材料になれば幸いです。

都心部でも油断できない設備の凍結

会社は釜山市内、一級河川の洛東江河口付近に位置しています。
川を挟んで、金海国際空港に離発着する航空機を望める場所です。

製品の加工場と資材置き場は、外部と仕切られていない搬入口に接しており、
ほぼ外気温と同条件の環境にさらされています。

一部の機械では、1台の空圧コンプレッサーを動力源として使用しています。
低温下では、圧縮空気内のドレン(水滴)が凍結し、配管詰まりによって動力供給が不安定になる恐れがあります。
その結果、機械停止につながるリスクが生じます。

また、搬入口脇にはトイレと洗面台が設置されており、
過去には強い寒波の影響で凍結した事例があります。
一方、事務所と受付ブース内のトイレや炊事場は今回の観測対象外ですが、
このエリアまで凍結が及ぶ場合は、影響はより深刻になると考えられます。

水道管凍結|氷点下4℃前後が続く場合は要注意

本記事の主な検証対象は機械設備ですが、水道凍結は寒波の影響を把握するための身近な指標として参考になります。

一般に、外気温が−4℃前後を下回る状態が続くと、水道管は凍結しやすいとされています。
とくに、吹きさらしの環境、露出した配管、長期間使用していないなどの条件が重なる場合、凍結リスクは高まります。

さて会社のある釜山市の気象予報を見ると、業務開始の午前8時半には-6℃を示しました。その後11時までは-4℃となっています。

2~3日はこのような状態が続く見込んで検証を開始します。

【検証】今年の寒波で機械は止まるのか、水道は?

寒波のピークと影響

  • 期間: 1月21日(水)から週末の24日(土)にかけて
  • 懸念事項:
    • 機械の作動停止(エアコンプレッサーなど)
    • 水道管の凍結による断水(水道が使えない、止まる)
    • トイレの使用不可

対象場所

  • 会社の作業現場(外気と同じ環境)の加工用機械・水道・トイレ

初日の状況(1月21日)

この日釜山市の気象予報を見ると、業務開始の午前8時半には-6℃を示しました。
その後11時までは-4℃となっています。

2~3日はこのような状態が続く見込んで検証を開始します。

  • 機械は作動した、水道の水も出た。
  • 一日目は無事に乗り切った。

2日目の状況(1月22日)

  • 機械の動作が安定しなかった。
  • 水道の水は出た。

3日目の状況(1月23日)


凍結の主な原因と関連要因

温度以外の要因(風・配管位置など)

  • 風の影響: 気温だけでなく、冷たく強い風が長時間当たる「風当たり」が凍結に大きく関与します。単なる気温の低下だけでは凍結を正確に予測することはできません。

設備・管理上の共通点

  • 設置場所によるリスク: 屋内・屋外の差による凍結リスクは、主に風当たりの有無に起因します。

未確認・判断保留の点

  • 材質による違い: 風当たり以外の要因として、材質による熱伝導性の違いも考えられます。
    • 凍結しにくい材質: ステンレスは熱伝導性が低いため、冷たい外気を吸収しにくく、寒さに強いカプラにはステンレス製が適していると考えられます。
    • 凍結しやすい材質: 鉄鋼、真鍮の順に熱(この文脈では冷気)を伝えやすいことが分かっています。

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