
この記事でわかること
✅ヤンサンが「釜山から日帰りでも立ち寄れる癒やし街」である理由
✅旅行中にできる簡単「5分朝瞑想」の効果とやり方
✅ローカル在住者おすすめの公園・カフェ・ホテル情報
韓国の南の玄関口・金海国際空港に降り立てば、釜山まではすぐそこ。けれど少し足をのばすと、広大な自然と歴史ある仏閣を抱く地方都市があることをご存じでしょうか。
それが今回ご紹介する ヤンサン です。
10年以上この街で暮らしてきた筆者が、旅の朝にぴったりな「5分瞑想」と、ローカルならではの癒やしスポットをご案内します。移動の合間に気軽にできる瞑想のコツや、朝から立ち寄れるカフェ情報も交えてまとめました。
旅先で心を整えたい方に役立つヒントになれば幸いです。
ヤンサンに立ち寄るべき3つの理由
釜山の玄関口・金海空港から車でわずか30分のところにあるヤンサンという地方都市について知る日本人は少ないかもしれません。
ℹ️ ヤンサンの基本情報
ヤンサン市は人口約36万人、面積485㎢の地方都市。釜山に隣接し、通勤や物流の拠点として発展してきました。1996年に市へ昇格した比較的新しい都市で、ユネスコ世界遺産「通度寺(トンドサ)」が有名です。
空港から30分で味わうローカルの魅力
大都市ソウルや釜山のような華やかさはありませんが、落ち着いた雰囲気とローカルな日常を味わえるのがヤンサンの特徴です。
旅の途中に立ち寄れば、ありきたりの観光コースとはひと味違う「心を整える体験旅行」ができるでしょう。
ここからは、ヤンサンを訪れるべき3つの理由を詳しくご紹介します。
静かな環境:人混みが少なく、落ち着いた朝を過ごせる
大都市ソウルや釜山の喧騒から離れ、自然の音や鳥のさえずりに耳を澄ませられるのがヤンサンの魅力。呼吸を整えるだけで、心が不思議とリラックスしていきます。
自然と街並みの近さ:川沿いや公園、住宅街のカフェが徒歩圏内にある
整備されたデザイン公園や川沿いの遊歩道は、地元の人たちの朝の散歩コース。近くのカフェでは朝8時から淹れたてのコーヒーを楽しめるので、瞑想後の一服にもぴったりです。
ローカルな日常感:観光地化されていない、地元の暮らしに触れられる
ヤンサンでは観光客向けの派手な演出は少なく、その分素の韓国生活を垣間見ることができます。ジョギングする人や犬の散歩をする家族とすれ違うといった何気ない体験からも、外国人訪問客であふれた有名な観光地では味わえない「異邦人」感覚が蘇るはずです。
ヤンサンへのアクセス&移動ガイド
ヤンサンは釜山と慶州の中間に位置し、観光都市へのアクセス拠点としても使いやすい立地です。大都市の喧騒から少し離れたこの街では、朝の空気が澄んでおり、ローカルな日常をそのまま味わえるのが特徴。旅の合間にひと呼吸つきたい人にぴったりの環境です。
金海空港からの行き方(目安)

🚕タクシー
空港からヤンサンからムルグム(물금)駅周辺まで約30分。
Kakao Tアプリ対応でキャッシュレス決済可。早くて便利な一方で4~5万ウォン程度の費用が必要。
🚇地下鉄:空港連絡線(釜山金海軽電鉄)利用→ササン駅で地下鉄2号線に乗り換え、ヤンサン方面へ。コスト重視派に◎。
写真はヤンサン行き地下鉄からからの眺め。
📌旅行者Tips
交通系カード(T-money/キャッシュビー)やモバイル交通決済を用意。
経路検索は Naver Map / Kakao Map が英語・日本語表示に対応、配車は Kakao T が便利。
釜山中心部・KTX/SRTから
- 釜山中心部→ヤンサン:地下鉄でヤンサン方面へ。乗換1回前後でアクセス可。
- KTX/SRT利用時:釜山駅・蔚山方面から在来線/地下鉄に乗り継ぎ。駅まではタクシー利用が快適。
市内の移動
- 徒歩圏活用:宿泊エリアから整備された公園や朝8時営業のカフェに歩いて行けるのがヤンサンの強み。
- 短距離タクシー:初乗り距離が長めで近距離でも使いやすい。アプリで目的地ピン指定が簡単。
おすすめスポット(レア情報)
おきまりの観光コースもいいけれど、せっかくなら“ここでしか味わえないひととき”を過ごしてほしい!
そんなわけで今回は、決して観光ガイドにのることのない、地元の人達の暮らしによりそった憩いの空間をピックアップしていきます。その場にいるだけで韓国の日常がぐっと身近に感じられるはずです!
デザイン公園


本格的サッカーコート隣接。ジョギング・散歩客が多く、野鳥の声が心地よい癒やしスポット。
デザイン公園以外にも、ヤンサン市内にはよく整備された開放的な公園が各居住区域に配置されており、近隣住民や子どもたちの憩いの場になっています。
多くの公園には地域イベントに対応できるステージも設けられており、音楽や文化公演が行われることもあります。
🌟 K-POPスターの原点
人気ガールズグループ aespa のウィンターが、幼い頃に夢の切符を手に入れたのもこの街のローカルイベント。
今も彼女に続こうと、多くの子どもたちがダンススクールに通っています。
「SMジュニアダンスアカデミー」は、未来のスターを目指す若者に門戸を開いています。
ムルグム(물금)駅周辺
朝の散歩道やベーカリー、ローカルな朝の空気を感じられるエリア。
ムルグムは、昔ながらの村の風景と再開発エリアが隣り合うユニークな地域です。路肩で野菜を売るハルモニたちの姿が見られる一方、駐車場付きの大型スーパーやスタバ、スポーツジムを備えた新しいビルも立ち並び、発展の歴史が凝縮されたような街並みが広がっています。
飲食店もバリエーション豊富で、観光ガイドには載らないけれど味は確かな“穴場グルメ”に出会える確率も高いのが魅力。さらに少し足を延ばせば、韓国を代表する一級河川・洛東江(ナクトンガン/낙동강)が流れ、四季折々の自然の景観が人々を楽しませています。

EDIYA COFFEE(年中無休・8時〜)
ヤンサンを中心に展開するローカルチェーン。ソウルにも多数あり、スターバックスより手頃でアメリカーノ1杯3,200ウォン(約340円)。
香ばしい焙煎と豊富なメニューで人気です。
観光の合間に立ち寄りやすく、Wi-Fi・電源完備の店舗も多いので、朝の瞑想や計画立てに最適なカフェです。
🏨 宿泊Tip|TERAZO HOTEL
朝の光を取り入れやすい室内と、公園&朝カフェに歩いて行ける立地が魅力。瞑想やモーニングルーティンに合わせやすく、セルフチェックインで会話も最小限。和のエッセンスを取り入れた内装は、旅の疲れをリセットする空間。
- 最寄り:ムルグム駅エリア、公園&EDIYA徒歩圏
- チェックイン方式:セルフキオスク
- 料金目安:1泊 5〜8万ウォン(約7,000円前後)
- 設備:無料Wi-Fi・駐車場完備、改装済み客室
- 特徴:日本旅館コンセプトのデザイン
このエリアなら、観光の合間でもたった5分の瞑想を無理なく組み込めます。次章では、旅先でもすぐできる朝5分瞑想のやり方を、囲み記事でシンプルにご紹介します。
瞑想の効果と旅行中のメリット
ホテルの窓から差し込む柔らかな朝の光、公園の緑と鳥のさえずり、カフェから漂う香ばしいコーヒーの匂い。
そんな何気ない旅のひとコマも、ほんの5分の瞑想を取り入れるだけで、その日一日をより豊かで味わい深い体験へと導いてくれる予感がします。
瞑想には、ストレス軽減や集中力向上など多くの効果があります。特に旅行中は、移動や観光スケジュールで心が慌ただしくなりがち。
一日の始まりに心を整えることで、景色や人との出会いをより鮮やかに感じられます。疲労回復や感情の安定にもつながり、旅先での小さなトラブルにも落ち着いて対処できるようになります。
5分瞑想のやり方(初心者OK)
【朝5分瞑想のやり方】
- 背筋を軽く伸ばして座り、肩の力を抜く(ベンチでもOK)
- 目を閉じ、自然な呼吸に意識を向ける
- 雑念が浮かんだら「今、気づいた」とだけ認識する
- 最後に深呼吸をしてゆっくり目を開ける
ポイントは「呼吸に戻る」こと。公園の静けさや鳥の声を感じながら行うと、よりリラックス効果が高まります。
モデルルート例
ヤンサンでの朝瞑想は、旅行プランに簡単に組み込めます。
以下は、釜山や慶州を訪れる旅行者にもおすすめの流れです。
- 7:00 TERAZO HOTELで起床、客室で軽くストレッチ&深呼吸
- 7:15 デザイン公園へ移動(徒歩圏内)
- 7:20 お気に入りのベンチで朝5分瞑想+ゆったり散歩
- 8:00 公園向かいのEDIYA COFFEEでモーニング&コーヒー
- 9:00 ヤンサン周辺観光や釜山・慶州へ移動
🧘♀️ よくある質問(FAQ)
- Q. 瞑想は早朝だけでなく日中もできますか?
A. はい。移動前や観光後の休憩タイムにも取り入れやすく、旅全体の満足度を高めてくれます。 - Q. 公園周辺で朝食はとれますか?
A. ローカル食堂は点在していますが、朝は営業していない店が多いです。事前に食事計画を立てておくのがおすすめです。 - Q. 近くにコンビニはありますか?
A. はい。コンビニがあるので、軽食や飲み物の確保には困りません。
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✔ まとめ
ヤンサンは釜山近郊にありながら、観光地化されていない落ち着きが魅力の街です。
朝の公園での5分瞑想、カフェでのひと息、ローカル食堂やユニークな宿泊体験。
そんな小さな積み重ねが、異文化への理解や深い癒やしにつながっていきます。
旅の終わりには「더 만나요(また会おうね)」と声をかけてみてください。
定番とはひと味違う“心を整える旅”を探している方に、ヤンサンはきっとぴったりの場所です。
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