
世界的なガールズグループBlackpinkのメンバー、ロゼ。ステージでは圧倒的な歌唱力と存在感で観客を魅了する一方、アメリカの人気トークショーでは自然体の英語で親しみやすい魅力を見せてくれます。この記事では、実際の番組でロゼが使ったフレーズを取り上げ、英語学習に役立つポイントを解説します。
1. ロゼが出演した番組とシーン紹介
今回の題材は The Tonight Show Starring Jimmy Fallonで実際のロゼによるリアルトークからの引用です。
ロゼのデビューのきっかけの話やソロアルバム制作時のブルーノ・マーズとの裏話、APTゲームの紹介などを英語で語るシーンから学びます。
明るくフレンドリーな雰囲気で、英語学習者にもファンにも楽しく取り組みやすい内容です。
🩷 Rosé(ロゼ)プロフィール
本名: ロザンヌ・パク(Rosanne Park)
生年月日: 1997年2月11日(28歳)
出身地: ニュージーランド・オークランド生まれ、オーストラリア育ち
所属: BLACKPINK(メインボーカル/リードダンサー)
ニュージーランド、オークランドで生まれ7歳まで過ごし、その後オーストラリア・メルボルンへ移住。英語が母語に近く、アジア系アーティストとしては珍しく、世界のトーク番組で自然体の英語を披露しています。透明感のある発音と表現力は、学習者にとっても大きな参考になります。
2. 実際に使われたフレーズ
ロゼがトーク番組で実際に使った英語の中から、日常会話でもそのまま使える3つの「おいしい」フレーズをピックアップしました。
どれも短くて真似しやすい表現ばかりです。
まずは動画のシーンで内容をつかんで、気に入ったものを口に出してみましょう。
【司会のジムがロージーと呼んでいいかたずねたことに対して】
My friends and family call me Rosie.
友達と家族は私のことをロージーって呼ぶの。
And I’ve made this a rule where if you know, like, 80% of my lyrics on my album, then you can call me Rosie.
それでね、自分なりのルールを作ったの。もし私のアルバムの歌詞の80%くらい知ってたら、ロージーって呼んでいいことにしてるの。
and so it always felt like it wasn’t really much of a possibility
for me to, like, be a singer, so I never really dreamed of it.
(自分が歌手になるなんて) 現実的にほぼありえないなってずっと感じてたんです。だから夢見ることもあまりなくて。
But I do remember, like, singing, um, until like midnight every day.
でも、歌ってたのは覚えてます。たぶん毎晩、夜中まで。
And my dad eventually just kind of, like, sent me to an audition
because he kind of, I think, wanted to kick me out. (laughs)
で、父が最終的に、なんというか…オーディションに送り出したんです。
たぶんそのとき父は、「そろそろ家から出てほしいな」って思ってたのかも(笑)
🍪使ってみたい!おいしい英語フレーズ
① “I’ve made this a rule where if you know…”
(こんなルールを作ったの、もしね、っていう感じで…)② “It wasn’t really much of a possibility.”
(現実的にほぼありえない)③ “my dad eventually just kind of, like, sent me to an audition.”
(父が最終的に、なんというか…オーディションに送り出したんです。)
🗒️解説
この3つは、言葉の響きが柔らかく、初心者でも使いやすい「真似したくなる」フレーズです。
次の章では、それぞれを少し深掘りして、意味・使い方・発音のコツを紹介します。
意味: 「もし〜だったら、ってときのために、こういうルールを作ったの」
使い方: I've made this a rule where + 条件文
(〜というルールを自分で決めている)
- 置き換え例: I’ve made this a rule where I study English every morning.
- 会話例: I’ve made this a rule where if I feel nervous, I take a deep breath first.
発音TIP: I’ve made this a rule は滑らかにつなげて「アイメイディサルー」のように聞こえる。

“where” は文法的には “which” でもOKですが、話し言葉では「〜という場合・場面で」という比喩的な意味でよく使われます。Roséも自然な口調で「そういうルールの中では」という感覚で使っています。
意味: 「現実的に考えて、あまり可能性はなかったの」
使い方: not much of a + 名詞
(たいした〜ではない)
- 置き換え例: It wasn’t much of a problem.(大した問題じゃなかった)
- 会話例: It wasn’t really much of a chance for me to do that.(私がそれをするチャンスはほとんどなかった)
発音TIP: wasn’t really は「ワズンリー」に近く、“t” を弱く。
意味: 「父が最終的に、なんというか、私をオーディションに送ったの」
使い方: eventually / kind of / like
は考えながら話す時の自然な間(ま)を作るフレーズ。
- 置き換え例: My mom kind of helped me start my blog.(母がなんとなくブログを始めるのを手伝ってくれた)
- 会話例: My friend just kind of, like, pushed me to join the contest.(友達が、なんか、コンテストに出てみなよって背中を押してくれた)
発音TIP: kind of は「カインナヴ」、like は弱く添える感覚で。
Rosé風イントネーション練習BOX
ポイント①: “I’ve made this a rule where if you know…” は文の途中で軽く上がるイントネーション。
👉「if you know」は声を少し下げて「共有感」を出すのがRoséっぽい。
ポイント②: “It wasn’t really much of a possibility.” は really に軽い強調を置いて、
全体を落ち着いたトーンで話す。控えめながら自信を感じる言い方。
ポイント③: “Like, he kind of, I think…” はRoséの口癖。
👉「考えながら話している」ように少し間を入れると、自然な英語リズムに。
ミニ練習法:
1️⃣ フレーズを一文ずつ録音
2️⃣ Rosé本人の声と聴き比べ
3️⃣ “like”や“kind of”のテンポ感をまねてみよう
5. まとめと次回予告
ロゼの英語は、短く実用的で真似しやすいのが魅力です。まずは3フレーズから“聞く→真似する→置き換える”を繰り返してみましょう。次回は、同じBlackpinkメンバージェニの「短い一言で伝わる英語」を特集します。シリーズ記事は今後も更新予定です。ブックマークしてチェックしてください!
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