【英語学習】デーモンハンターズ・ハントリックス『ゴールデン』大ヒットの裏にはゴーストの存在が⁉

世界的に話題となったNetflixアニメ『K-POPデーモン・ハンターズ』の挿入歌「Golden」。
その制作の舞台裏で起きた不可思議な出来事について、Huntr/xメンバーEjae(イジェ)が語ります。アメリカの人気トークショーにゲスト出演したのは、Ejae(イジェ)、オードリー・ヌナ、レイ・アミの3人。
“I saw a ghost while recording ‘Golden.’”(『ゴールデン』のレコーディング中に幽霊を見たんです)で始まるエピソードにスタジオは大盛り上がり。ここからリアルな英語表現と会話フレーズを学びましょう。

📺 出典(YouTube)EJAE, Audrey Nuna & Rei Ami from KPop Demon Hunters Get Surprised with Platinum Record for “Golden” – The Tonight Show Starring Jimmy Fallon

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音源は動画の8:52~10:54“I saw a ghost while recording ‘Golden.’”のくだりです。末尾の会話スクリプト(対訳+解説付き)と合わせてご活用いただけます。

① It freaks me out every time.

② I saw him walking toward me.

③ When that happens,the assistant engineer would come in.

④ I heard him walk in.

🗒️解説

It freaks me out every time.
「ふりかえるたびにゾッとするんです。」

使い方
感情リアクションの口語表現。直訳すると「毎回ゾッとする/怖くなる/鳥肌が立つ」

文構造

  • It はあなたを怖がらせる原因・出来事をさします。
  • freak out = 取り乱す・怖がらせる
  • freak out = 取り乱す・怖がらせる←「ビビる」とか「ぞっとする」、「ぞわぞわする」といった感情を表したいときピッタリ😱
  • “me” は目的語で「私を」

例文+和訳

  • It freaks me out every time I hear that story.
    (その話を聞くたび毎回ゾッとする。)
  • It still freaks me out just thinking about it.
    (思い出すだけでまだゾッとする。)
  • That sound really freaked me out last night.
    (昨夜あの音、マジでビビった。)

応用フレーズ(怖い時の言い方)
英語では “freak out” のほかにも、怖さの度合いや感じ方によって言い方が変わります。
ここでは代表的な3語を紹介します。

  • afraid
    恐れているものや、怖くて苦手なものに使えます。『be動詞 + afraid + of』で覚えましょう。
    I’m afraid of ghosts. (おばけは苦手です。)
  • scared
    広い範囲で怖さ全般に使えます。『be動詞 + scared + of』で使います。
    I’m scared of nothing. (何もこわくありません。)
  • creepy
    不気味で気味が悪いものに対し使える形容詞です。
    I saw a creepy guy in the neighborhood, so I called the police.(近所に怪しい人がいたんで警察に通報したよ。)
I saw him walking toward me.
「彼が私に向かって歩いてくるのを見たんです。」

【動詞(saw)+人(him)+動作(walking)】は、会話の中で「感覚を伝えたい」ときにとっても重宝する表現です。
この“知覚構文”は、会話でよく使われる早い段階で覚えたい定番パターンのひとつ。
【動詞 + 人 + do / doing / that節】、それをつくる代表的な知覚動詞10個もセットで覚えてしまいましょう!
聞いたこと・見たこと・感じたことを自在に話せる自分をめざします。

文型意味例文
動詞 + 人 + do行為の一部始終を知覚するI saw him open the door.(彼がドアを開けるのを見た)
動詞 + 人 + doing行為の途中・進行中を知覚するI saw him opening the door.(彼がドアを開けているところを見た)
動詞 + that節事実や内容を知覚するI heard that she moved to Seoul.(彼女がソウルに引っ越したと聞いた)

知覚動詞+人+ing 構文 例文集(10選)

see / watch / notice / observe / hear / listen (to) / smell / taste / feel / sense

1️⃣ I saw him waiting outside the store.
 👉(彼が店の外で待っているのを見た)

2️⃣ We watched them performing on stage.
 👉(ステージで彼らが演奏しているのを見た)

3️⃣ I noticed her typing at her desk.
 👉(彼女が机でタイプしているのに気づいた)

4️⃣ The teacher observed the students talking during the test.
 👉(テスト中に生徒たちが話しているのを先生が観察した)

5️⃣ I heard him singing in the shower.
 👉(彼がシャワーで歌っているのを聞いた)

6️⃣ I listened to them discussing the project.
 👉(彼らがプロジェクトのことを話しているのを聞いていた)

7️⃣ We smelled her baking cookies in the kitchen.
 👉(キッチンで彼女がクッキーを焼いている匂いがした)

8️⃣ I tasted something burning in the soup.
 👉(スープに焦げた味がした)※ここだけ目的語が人でないのは、tasteが人が行動することを表現する意味をもたないから

9️⃣ I felt her trembling before the presentation.
 👉(プレゼン前に彼女が震えているのを感じた)

🔟 I sensed someone following us in the dark.
 👉(暗闇の中で誰かが後をつけている気配を感じた)

When that happens,the assistant engineer would come in.
「そういうことが起きた時は、決まってエンジニアが入ってくるんです。」


💡「そういうことが起きた時は、(いつも)アシスタントエンジニアが入ってきた」という、過去の“習慣的流れ”つまり「おやくそく」を語る一文。When that happens, で状況の合図、would で「よくあった/たびたび起きた」習慣を丁寧に表します。


意味:
「そういうことが起きると(起きた時は)、アシスタントエンジニアが(決まって)入ってきた。」

文構造:
When + 代名詞/名詞節 + 動詞, 主語 + would + 動詞原形
※文頭の従属節(When節)の後にはカンマを置くのが基本。

文法・ニュアンスメモ:
When that happens, = 「そういう事が起こる時は/起こったら」…that は直前の出来事を指す指示語。
would = 「過去の習慣」を柔らかく述べる助動詞。
・出来事のたびに繰り返された“いつもの反応”を品よく表現できる。

その他重要フレーズ(関連)

  • It freaks me out (every time).(毎回ゾッとする)
  • I heard him walk in.(入ってくるのが聞こえた)
  • for a split second(ほんの一瞬)
I heard him walk in.
「彼が入ってくるのが聞こえたんです。」

hear / see / feel + 人 + 動詞の原形 という形もよく使っています。 ここでは「(実際に)歩いて入ってくる音を聞いた」という生々しい感覚を伝えています。
2番目の‘’I saw him walking toward me.‘’と同じ知覚動詞を使って観察について伝える言い方です。動詞が原型だったり、現在分詞(~ing)だったりして混乱しそうですが、ここはニュアンスの違い程度という理解でいいと思います。


意味:
「彼が部屋に入ってくるのが聞こえました。」
→ 話し手の聴覚を通じて“動作そのもの”を感じ取ったことを表しています。

文構造:
hear + 人 + 動詞の原形
※ 動詞が原形の場合、「動作全体」を聞いたことを意味します。

文法・ニュアンスメモ:
・heard は hear の過去形(発音:hɜːrd)。
・walk in = 「(歩いて)部屋に入る」
・知覚動詞 hear / see / feel のあとには、動作の形でニュアンスが変わる:

  • I heard him walk in.(入ってくる動作の全部を聞いた)
  • I heard him walking in.(入ってくる途中の足音などを聞いた)

使い分けPOINT:
🔸 動詞の原形 → 「始まりから終わりまでの動作」
🔸 動詞-ing → 「途中の動作」「一部始終ではない」


置き換え・比較:

  • I saw him walk in.(彼が入ってくるのを見た)
  • I felt him walk past me.(彼が自分のそばを歩き抜けたのを感じた)
  • I heard someone knock on the door.(誰かがドアをノックするのを聞いた)

会話での使い方:
日常のちょっとした気づき、あるいは「誰かが来た気配を感じた」など、 観察の対象について伝えるときに使えます。 幽霊話のように“実際はいたのか、いなかったのか?”という流れでも、臨場感が出せていますね。


ミニ例文:

  • I heard him walk in, but no one was actually there.
    (入ってくる足音が聞こえたのに、誰もいなかった。)
  • I heard her walk down the hall.
    (彼女が廊下を歩く音が聞こえた。)

発音TIP:
heard him はつなげて “heard’im”(ハーディム)のように発音。
walk in の l は弱く、“wo-kin” と滑らかに。


読み上げ練習(3回):
I heard him walk in.
I heard someone open the door.
I heard him walking toward me.

よくある誤り:
・hear の後に「to + 動詞」を入れてしまう(× I heard him to walk in)
・「hear + that」構文と混同(I heard that he came in. = 「〜と聞いた」)
・heard を “ハード” と発音してしまう(正しくは /hɜːrd/)。

応用:
I heard [人] + [動詞原形/過去分詞]
例)I heard my name called from behind.(背後で自分の名前が呼ばれるのを聞いた)

関連フレーズ

  • I saw him walking toward me.(彼がこっちに歩いてくるのを見た)
  • It freaks me out every time.(毎回ゾッとする)
  • When that happens, he would come in.(そういう時は彼がよく入ってきた)

『ゴールデン』ハントリックス生歌ステージ映像

おつかれさまです。学習の合間に気分転換はいかがですか?アメリカのトークショー番組『Tonight Show starring Jimmy Fallon』に出演した時披露された『ゴールデン』の生歌ステージがYouTubeで公開されています。

📺 出典(YouTube)EJAE, Audrey Nuna and Rei Ami from KPop Demon Hunters: Golden | The Tonight Show

🎬 Scene 1:きっかけ — ゴースト話の始まり

Host:

Something strange happened while recording with one of you. Who has that story?

レコーディングの時に、誰か不思議なことが起きたって? その話を持ってるのは誰?

EJae:

Yeah, me.

はい、私です。

Host:

That happened to you, as well? Are you talking about the ghost story?

君にも起きたの? もしかして、あの“幽霊の話”?

EJae:

Yes. Please tell me, ’cause this just freaks me out.

そうです。話させてください、だって思い出すとゾッとするんです。


🪄 解説ポイント

  • “Something strange happened”:自然な過去表現。「strange thing」よりも口語的で柔らかい。
  • “Who has that story?”:「誰がその話を持ってるの?」=「誰が体験したの?」のネイティブ流。
  • “It freaks me out.”:「ゾッとする/怖い」だけでなく、“気持ちが揺さぶられる”感情的強調。

🎬 Scene 2:体験の描写 — スタジオの中で

EJae:

So, yeah, I saw a ghost while recording “Golden.”

そうなんです、『Golden』を録音してるときに幽霊を見ました。

So, what happened was, you know, midway —

my knob wasn’t working, because, you know,

in the studio, like, there’s a knob for volume and everything?

途中で、ボリュームのつまみが動かなくなったんです。スタジオには音量を調整するノブがあるじゃないですか。

Host:

Yeah.

うんうん。

EJae:

So, the volume wasn’t working.

And when that happens, the assistant engineer would come in.

Shout-out to Sully.

音量が効かなくなると、いつもアシスタントエンジニアのSullyが入ってくるんです。Sullyに感謝!

And I heard him walk in — open the door, his footsteps.

And I look up, because it started working again.

I was like, “Oh, actually, Sully, it’s okay.”

And I look up, and there was no one.

ドアが開いて、足音が聞こえたんです。音が戻ったので「もう大丈夫だよ」って言って顔を上げたら、誰もいなかったんです。


🪄 解説ポイント

  • “What happened was…”:話の展開を始める定番フレーズ(会話で非常に多用)。
  • “You know”:聞き手の共感を促す口語のつなぎ言葉。リズムを作る。
  • “Shout-out to〜”:「〜に感謝!」「〜に拍手!」SNSやトークでよく使う。
  • “I was like, ‘Oh, actually…’”:会話中の自分の発言を再現する時の超口語表現。

🎬 Scene 3:出現の瞬間

EJae:

And for a split second — like 0.3 milliseconds —

I saw a tall dude with a flannel and jeans.

ほんの一瞬、0.3ミリ秒くらいの間に、フランネルシャツにジーンズ姿の背の高い男性が見えたんです。

Host:

It was a grunge ghost?

それって“グランジ風”の幽霊だったの?

EJae:

Yeah, he was super tall. I saw him walking toward me.

But it was just for a split second.

はい。すごく背が高くて、こっちに歩いてきた。でもほんの一瞬だけでした。


🪄 解説ポイント

  • “For a split second”:「ほんの一瞬」=自然な英語の時間表現。
  • “A tall dude”:カジュアルに“背の高い男”。“dude”はフレンドリーな男性呼称。
  • “Walking toward me”:“to”ではなく“toward”で「〜の方向に向かって」=動きを伴うニュアンス。

🎬 Scene 4:翌日の会話と韓国の“伝説”

EJae:

The next day, I went to the studio again,

and I was like, “Hey, guys, how old is this building?”

And they said, “Why? Did you see a ghost?”

I said, “Yeah.”

次の日またスタジオに行って、「ねえ、このビルってどれくらい古いの?」って聞いたら、「なんで? 幽霊見た?」って言われたんです。「うん、見た」って答えました。

They said, “Was it a girl or a guy?”

I said, “A guy.”

They said, “Oh, he’s the third floor.

There’s a guy ghost on the third floor,

and a woman ghost on the fourth.”

「男?女?」って聞かれて、「男だよ」って言ったら、「ああ、それ三階の幽霊だね。四階は女性の幽霊だから」って(笑)

And then my mom reminded me later.

She said, “There’s a myth in Korea —

if you see a ghost while recording a song, it’s a hit.”

そして後で母が言ったんです。「韓国にはね、レコーディング中に幽霊を見たら、その曲はヒットするっていう言い伝えがあるのよ」って。


🪄 解説ポイント

  • “I was like…”:自分の発言再現フレーズの定番(過去でも現在でもOK)。
  • “There’s a myth that〜”:「〜という言い伝えがある」フォーマルでも使える構文。
  • “It’s a hit.”:短くて強い断言。「それはヒットする」「売れる」=口語的成功表現。

🎬 Scene 5:締めのユーモア

Host:

So… here’s to seeing more ghosts!

というわけで、これからもっと“幽霊”が現れますように!(笑)

Audience:

[Cheers and applause]

(拍手と歓声)


🪄 解説ポイント

  • “Here’s to〜!”:「〜に乾杯!」や「〜を祝して!」の決まり文句。

     この文脈では“Let’s hope for more hits!”の冗談表現。

出典:> Excerpt from “The Tonight Show Starring Jimmy Fallon” — Huntrix Guest Episode (© NBC / YouTube Official)

まとめ

英語がわかってくると、「人気のヒットソングを聴く」ということ一つとっても、
アプローチの仕方が増えて、より深く味わえるようになります。

今回もあまり知られていないことかもしれませんが、
あの大ヒット曲の制作の裏側にこんなエピソードがあったなんて、
知ることができてなんだかすごく得した気分になりました。

英語の勉強は「がんばるもの」より、
もっと「楽しむもの」であっていいと思います。

このシリーズを通して、
英語を通じて音楽やカルチャーをもっと楽しめる人が増えたら嬉しいです。
いっしょに、もっともっと英語を楽しんでいきましょう!✨

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