Netflixで話題沸騰中のアニメ『K-POPガールズ!デーモン・ハンターズ』。作中に登場するガールズグループ「Huntr/x(ハントリックス)」の楽曲「Golden」や「Take down」は、ミュージカルアニメの本作のOSTでありながら、実際の音楽チャートでも旋風を巻き起こしています。
アニメ内で圧倒的な歌唱力を披露する彼女たちの「本当の声」はだれなのか、気になった方も多いのではないでしょうか?
この記事では、映画のサウンドトラックと共にシングルとしてリリースされたHuntr/xの「Golden」を含むメイン挿入歌を実際に歌っていた実在アーティストを徹底紹介します!
Huntr/xとは?作中の役割とユニット構成
2025年4月24日、Netflixはアニメ『K-POP Demon Hunters』と、ルミ、ミラ、ゾーイの3人組K-POPトリオ(後にHuntr/Xと判明)の映像を公開しました。
このスーパーガールズユニットは、昼間はスタジアムを満員にし、夜は密かにデーモンハンターとして戦うという設定で描かれています。
アニメ内で、ルミ、ミラ、ゾーイの声を演じているのはそれぞれアーデン・チョー、メイ・ホン、ジヨン・ユの3人です。
そして、彼女たちのボーカルを担当しているのは、実在する3人の韓国系アメリカ人アーティストたちです。(「Take Down」のみTWICEメンバー:後述)
ここからは「HUNTR/Xのあの歌って、実際だれが歌っているの?」という疑問に、くわしくお応えしていきます!
① ルミ役:EJAE(イジェ/김은재)
ルミの歌声を担当しているのは、シンガーソングライターの イジェ(EJAE)。本名はキム・ウンジェ。かつてはSMエンターテインメントの練習生で、Aespaの「」「Armageddon」やRed Velvetの「Psycho」などを手がけてきた実力派の作曲家・作詞家です。
そのソングライティングの才能だけでなく、透き通るような高音と力強い歌声が魅力。アニメのハイライトで流れる「Golden」のサビを担当しており、その情熱的な歌声にハマった人も多いのではないでしょうか。
② ミラ役:Audrey Nuna(オードリー・ヌナ/추해원)
ミラの歌声を担当しているのは、米音楽シーンで注目を集める Audrey Nuna(オードリー・ヌナ)。本名はチュ・ヘウォン。
ヒップホップ、R&B、オルタナティブポップを縦横無尽に行き来するスタイルで、Z世代のアイコンとしてアメリカでも話題を集めています。
2025年には「インチョン・ペンタポート・ロック・フェスティバル」に出演し、韓国内でも注目度が急上昇。
直近では、2025年8月5日に代官山UNITにて初来日公演を果たしました。
ミラのラップパートや語りかけるようなボーカル表現は、まさにAudrey Nunaの個性が色濃く反映されていますね。
③ ゾーイ役:Rei Ami(レイ・アミ/이예은)
ゾーイ役を担当するのは、ジャンルレスなサウンドで知られる Rei Ami(レイ・アミ)。本名はイ・イェウンで、アメリカ生まれの韓国系シンガーソングライター兼ラッパーです。
自身の曲では、ヒップホップ、エレクトロニック、ポップスの要素を融合させ、強烈なキャラクターとビジュアルでも注目されています。
ジョイの攻撃的なパートやエネルギッシュな歌声は、まさにRei Amiそのもの。
力強さと繊細さを併せ持つ彼女の歌声が、Huntr/xの多面性を象徴しています。
Huntr/x 人気楽曲紹介
Golden|ビルボード2位にランクインした代表曲
アニメのクライマックスを彩る1曲。「勝利と覚醒」をテーマにしたED曲で、ストリングスとビートが融合したダイナミックな展開が特徴。イジェ(EJAE)の高音が印象的なサビは一度聴いたら忘れられません。
How it’s done|作中序盤の戦闘シーンで話題に
『How it’s done』は、アニメ序盤──Huntr/xが初めてその実力を見せつける戦闘シーンで流れる、スピード感あふれる一曲。
神秘的なシンセから始まり、ビートが刻まれるごとに、緊張と高揚が一気に押し寄せてきます。
中盤には、レイ・アミのブリッジパートがしっとりと空気を整え、そこからオードリー・ヌナのラップが切り込む流れが最高。
そして、イジェのハイトーンがサビで一気に炸裂!聴く側の感情を一段上まで引き上げてくれます。
物語のスタートにふさわしい、まさに“つかみ”として完璧な一曲でした。
What It Sounds Like
『What It Sounds Like』は、物語のクライマックスを彩る魂の叫びともいえるナンバーです。主人公ルミ(歌唱:イジェイ)がソロからスタートし、やがてミラ(オードリー・ヌナ)、ゾーイ(レイ・アミ)と合流、観客も巻き込む大合唱へと高まっていきます。友情や自己肯定、そして音楽を通した共鳴を描くこの一曲は、まさに“抵抗の賛歌”として力強く響きます。
Take down|圧倒的パフォーマンスで悪鬼を一掃!
中盤のクライマックスバトルで披露される、Huntr/xの団結力を示す楽曲。テンポの速いEDMと叫ぶようなボーカルが、悪霊退治のシーンとシンクロし、視聴者のテンションを最高潮へと導きます。
まとめ|フィクションと現実をつなぐボイスパワー
『K-POPデーモン・ハンターズ』の魅力の一つは、本格的な楽曲展開にあります。極上のKポップのメドレーにどっぷりつかる喜びがアニメーションを飛び出して、現実世界とシンクロする──
それはスタイルとして新しいエンタメとの出会いといってもいいかもしれません。
Huntr/xの歌声でキャラクターそのものになり変わって、作品に魂を吹き込んだアーティストたちの起用が、成功の要因であることはまちがいありません。
世界中の子どもから大人までを虜にするには、十分な魅力を備えていましたね(拍手)!
舞台裏を知ることで、この作品をまた別の角度から楽しむことができました。
みなさんはどうでしたか?
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