藤井風の英語インタビュー岡山弁で翻訳したらやっぱり風くんだった

I never imagined that my Japanese songs would be heard outside of Japan. 自分の歌をまさか外国で聴かれるとは想像もせんかったんよ | Fuji Kaze Outside Lands インタビュー引用画像

「まさか自分の日本語の歌が海外で聴かれるなんて想像もしなかった」――藤井風さんがOutside Landsで語った英語インタビュー(抜粋)を、岡山弁っぽく翻訳してみました。

🎹 藤井風データ

藤井風(ふじい・かぜ)
シンガーソングライター/ピアニスト。1997年6月14日生まれ(28歳)。岡山県浅口郡里庄町出身、身長181cm。

3歳からピアノを始め、音楽はもちろん英語も父親の勧めと独自の学習で身につけてきた。
12歳のとき、家のピアノで演奏したカバー曲や弾き語りをYouTubeに投稿し始め、自然体な姿と音楽センスが話題に。
20歳まで岡山から一度も出たことがなかったというエピソードもある。


デビューと代表作
2020年、初のオリジナル曲「何なんw」のMV公開が公式のデビューとされる。
同年リリースの1stアルバム『HELP EVER HURT NEVER』のタイトルには、「常に助け、決して傷つけない」という父から受け継いだ信条が込められている。

代表曲には「きらり」「死ぬのがいいわ」「青春病」「Hachiko」などがあり、
特に「死ぬのがいいわ」はグローバルでの人気が爆発。
世界最大の歌詞・楽曲データベース Genius にて、「世界で最も見られている歌詞」ランキングで総合・ポップの両部門1位を獲得している。


最近の活動と世界展開
2024年5月には「Fujii Kaze and the piano U.S. Tour」でアメリカを回り、アポロ・シアターなどで公演を実施。
10月には2度目となるアジアツアー「Best of Fujii Kaze 2020-2024 ASIA TOUR」(全14公演)を成功させた。
この年には通算3回目となる紅白歌合戦にも出場。

2025年には海外プロデューサーとタッグを組み、3年ぶりとなる3rdアルバム『Prema』をリリース。
初の全英語詞アルバムとなった本作は、国境と言語の壁を超えて、より広い世界とつながる意思の表れでもある。

7月にはヨーロッパで7公演、8月には北米で9公演を成功させ、今やアジアにとどまらず、グローバルな存在感を放つ日本発アーティストとして評価を高めている。

🌿自分の歌を外国で聴くなんて、ほんま想像もせんかったんよ

藤井風さんが2025年8月にサンフランシスコで開催された音楽フェス『Outside Lands』に出演した際、B-Sidesの司会であるピート・マー(Pete Mar)との対談インタビュー中に語られたものです。(インタビューの一部内容は、『Popstar! Magazine』の掲載記事とも連動しています

藤井風さんの英語表現は、とても率直で飾り気がなく、素朴な印象を与えます。
そのため、英語の初中級者であっても、そのメッセージが深く伝わってくる魅力があります。

🌿 Outside Lands(アウトサイド・ランズ)

アメリカ・サンフランシスコのゴールデンゲートパークで毎年8月に開催される、全米でも有数の大型音楽&アートフェスティバルです。
年間来場者数はおよそ20万人以上。アメリカ最大級の独立系フェスとして知られています。

調べた範囲では、これまで日本から出演したアーティストはおらず、そのステージに藤井風が立ったというのは、それだけ海外の音楽ファンに彼の存在が受け入れられている証であり、同じ日本人としても誇らしい出来事ですね。

ちなみに2023年にaespaがK-POPアーティストとして初めて出演しています。

フェスでは、ポップ、ロック、ヒップホップ、EDMなど、7つのステージで100組以上のアーティストが出演。
藤井風が参加した2025年の開催期間は8月8日〜10日の3日間で、ラインナップには Tyler, the Creator/Doja Cat/Hozier/Doechii /Finneas O’Connellなど世界的アーティストが名を連ねました。

音楽だけでなく、地元のグルメやワイン、アート展示など、“カリフォルニアらしい自由で多様な文化”が融合する空気感もこのフェスの魅力。
そんな場所で藤井風がパフォーマンスを披露し、現地ファンの前で日本語の歌を響かせたということ自体、彼にとっても特別な瞬間だったことが伝わってくるインタビュー内容でした。

出典:YouTube/Fujii Kaze Live at Outside Lands 2025 | Festival Highlights & Crowd Vibes めっちゃ開放的な雰囲気~

💡英文解説-lite

 I never imagined that my Japanese songs would be heard outside of Japan.
直訳すると、「自分の日本語の歌が日本の外で聴かれるなんて、想像もしなかった。」という意味となります。英語初級者でもわかるよう文章の構文を解説します。
トルグを開くと前後のインタビューの抜粋と英文解説もご覧になれます。
リスニング・スピーキング練習用に活用してください。

文の仕組み

I never imagined that … →「〜なんて思いもしなかった」

日常でもよく使う表現。

 「imagine」は「想像する」。

 「never」が入ると「まったく想像してなかった」という強調。

my Japanese songs + would be heard + outside of Japan
→「(私の日本語の歌が日本の外で)聴かれるだろう」

ここでは “would be heard” という受け身(be + 過去分詞)を使って、「誰かに聴かれる」という意味に。
would は「will」の過去形だけど、
 ここでは「その時はそうなるなんて思わなかった」という想像の過去
 👉 「I never imagined (that) it would happen.
be heard は「聴かれる(受け身)」。
 「hear(聞く)」→「be heard(聞かれる)」。

作文練習

never imagined that ~ would ~ =「~するなんて思ってもみなかった」

👉 驚き・感動・予想外を表すときに使う鉄板フレーズです!思いつくまま文章を作ってみましょう。

間違えても大丈夫!お使いのAIが正確な文章に修正してくれます。

例文

I never imagined that I’d live abroad.
(海外に住むなんて思いもしなかった。)

I never imagined that I’d get this job as a writer.
(自分がライターの仕事をもらえるなんて思わなかった。)

I never imagined that the world would change this fast.
(世界がこんなに早く変わるなんて思わなかった。)

3:24 – Host: 

 And now, in 2025, there are so many Japanese artists making a lot of noise, and J-pop is really popular.

3:32 – Kaze:

 Yeah, getting recognition.

3:34 – Host: 

 Yeah, and you’re a part of that too.

 Does it surprise you that American fans like your music?

3:39 – Kaze: 

 Absolutely — surprising. 

 I never imagined that my Japanese songs would be heard outside of Japan.

 I never expected that kind of thing to happen.

 So yeah, that made me want to create music in English as well,

 because I want to connect with people more directly — with many more people.

4:07 – Host: 

 And you’re doing that with Love Like This?

4:10 – Kaze: 

 Oh yeah, yeah, yeah. 

4:11 – Host: 

 Awesome song. And the new one, Hachiko —

4:14 – Kaze:

 Oh yeah, yeah, yeah, yeah. 

4:16 – Host: 

 It’s amazing.

4:17 – Kaze: 

 Thank you so much.

4:18 – Host:

The sound is still very much Fuji Kaze, but you’re in English

4:23 – Kaze:

Thank you.

4:23 – Host:

Was it hard to sing in English?

4:25 – Kaze:

No.

4:26 – Host:

 No?

4:27 – Kaze: 

 No, I don’t think so because I grew up with English songs. 

 Actually, it’s easy for me.
Uh they are from my upcoming album, upcoming third albums.

 And my third album is going to be full English.

4:43 – Host:

 Yeah. All English.

4:44 – Host:

 Nice.

4:45 – Kaze:

 Yeah.

4:46 – Host:

 It’s called Prima.

4:47 – Kaze:

 Yeah. Exactly.

(continue)

Fujii Kaze, interview with B-Sides (Outside Lands 2025)

🎧最新アルバム『Prema』について

藤井風の3作目となるオリジナルアルバム『Prema』は、2025年9月5日にHEHN RECORDS / ユニバーサルミュージック / リパブリック・レコード(米)からリリースされました。

本作は、藤井が全楽曲の作詞・作曲を手がけた意欲作で、全ての楽曲が英語詞となっており、世界市場を意識した内容となっています。

また、全楽曲のプロデュースは、NewJeansの「Attention」「Hype Boy」「Ditto」などをプロデュースした韓国の気鋭プロデューサー、250(イーオーゴン)が担当しています。

出典:YouTube/8月1日に先行リリースされた「Love Like This」mv。
出典:YouTube/6月13日、リードトラックとしてリリースされた「Hachikō」mv。

🌿まとめ

藤井風さんの魅力は、なんといってもあの自然体の語り口
今回はライブ動画などでのMCを参考に、その雰囲気を翻訳にも反映させてみました。
多少の誤りはあるかもしれませんが、彼らしい“やわらかい空気”は出せたかなと思っています。

英語習得の秘訣について、彼はこう語っていました。

「英語はもう耳コピ。発音を真似して、恥を捨てること。」

この言葉を胸に、私も勇気を持って話してみようと思います。

そして今回のインタビューで特に心に残った言葉を、最後に紹介します。

It taught me that we are all one, and that there is a higher self inside me and everyone.
I’m not just a human being or just a body; I’m more than that — I’m part of the universe.
That’s exactly how I feel.

これをどう訳すかは…宿題ということで😅

ありがとうございました。

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