
韓国旅行、どこに行こうかお悩みですか?
韓国の新しさと懐かしさが丸ごと体験できる、ニューレトロ(ニュートロ)な街──それが韓屋村(ハノクマウル)です。
韓国伝統の建築様式で整えられた街では、時代劇のセットの中に足を踏み入れたようなワクワクを感じることでしょう。
人気観光エリアにあって、アクセスがしやすい韓屋村(ハノクマウル)は、お子さん連れでも気軽にスケジュールに組めるのも魅力です。
韓屋村(ハノクマウル)は、海外からの訪問客も増えている韓国のホットスポットとして注目されています。
今回は、筆者が「家族で訪れてみたい」と思う全国の韓屋村5選をピックアップしました。
各スポットの見どころや特徴をやさしく紹介し、韓服体験ができるショップ情報も加えました。
お子さんから学生さん、パパママ世代、ご年配の方まで──幅広い世代が楽しめる心に残る旅を叶えるヒントとなれば幸いです。
韓屋村(ハノクマウル)とは?
韓屋村とは、韓国の伝統家屋「韓屋(ハノク)」が集まったエリアのこと。
瓦屋根や木造の建物、石垣に囲まれた路地など、昔ながらの景観が旅の情緒を引き出してくれます。
現代的な高層ビルが立ち並ぶ韓国の都市部と対象的な、タイムスリップしたような感覚を味わえるのが大きな魅力です。近代になって若者世代をターゲットにした観光資源として造成された商業色の濃いものから、実際に人々が生活している伝統家屋として保護管理されてきたものまで様々な特色をもっています。
歴史遺産として保存対象にもなっている「民族村」とは分けて考えるのが正しいです。
多くの韓屋村は観光地として整備され、カフェや工芸体験、宿泊施設として利用されており、親子でも安心して散策できます。
観光スポットである韓屋村は、同時に地域の方々の生活空間でもあります。そのため、訪問時は住民に配慮したマナーを心がけることが必要です。
韓服(ハンボク)とは?
韓服は、韓国の伝統衣装。
鮮やかな色合いとやわらかな曲線を持つシルエットが特徴で、結婚式や祝祭など特別な日に着用されてきました。
近年では観光用のレンタルショップが増え、家族でおそろいの韓服を着て記念写真を撮影したり、韓屋村を散策するのが人気に。
豊富なカラーや装飾が揃う韓服は、選ぶところからすでに特別な体験。女の子にとってはまるでドレスアップのようなワクワク感があります。
韓国ドラマやK-POPアイドルのMVでおなじみの韓服と韓屋の景観が、まるで自分が物語の主人公になったような気分を高めてくれるでしょう。
全国韓屋村 × 韓服レンタルショップ情報
1. ソウル・北村韓屋村(ブッチョン・ハノクマウル)

ソウル中心部に位置する北村韓屋村は、アクセスの良さが魅力。
ソウル観光の際の外せない鉄板スポット仁寺洞や景福宮にも近く、初めての家族旅行でも回りやすいエリアです。この夏、Netflixアニメ「Kポップガールズ!デーモンハンターズ」の人気も手伝って、ソウル旅行の際に北村韓屋村を訪れる外国人観光客が過去最高を記録したいそうです。(参考:ニュース1)
伝統家屋が立ち並ぶ路地はドラマのロケ地としても有名で、韓服姿で歩けばまるで時代劇や恋愛ドラマのワンシーンに引き込まれたよう。
韓服レンタル店ではレンタル衣装のバリエーションが豊富で、子ども用サイズや家族割引プランも揃っっています。
パパ・ママ+子どもでおそろいを着て、記念の家族写真。そのまま街に出て非日常気分で異文化体験を満喫できそうです。
散策中に疲れたら徒歩圏内の韓屋カフェで伝統茶やデザートを楽しめるので、小さなお子さん連れでも安心して楽しめるのが魅力です。
Oneday Hanbok(ワンデイハンボク)https://www.facebook.com/onedayseoul
- 特徴:リーズナブルな価格で半日・1日レンタルが可能。バッグや髪飾りは無料で選べるほか、保証金制で安心。予約制。
- 料金目安:4時間レンタルで2,465円程度
(レート=9月現在) - 日本語対応:予約は日本語サイト(例:KKday)から可能。
店内外に日本語表記あり。 - アクセス:地下鉄3号線安国駅2番出口から徒歩約4分。
韓服男(ハンボクナム)北村店 https://www.instagram.com/hanboknam_korea/
- 特徴:韓服レンタル+プロによる撮影が可能。ヘアメイクもオプションで利用でき、SNS映え◎。
- 料金目安:2時間ベーシック韓服プラン約2,107円〜、撮影付きプランは約5,554円〜。
- 日本語対応:予約サイトから日本語で予約可能。スタッフ対応は英語中心の可能性。
- アクセス:安国駅2番出口すぐ、憲法裁判所前の路地を入ってすぐ。
2. 全州韓屋村(チョンジュ・ハノクマウル)

韓国は日本に比べると観光開発が控えめな印象ですが、その中で全羅北道の全州は観光に力を入れているエリア。娘ともぜひ一度訪れたいと期待している場所です。
全州は、多くの韓国人にとっても「行きたい国内旅行先」の上位に入る人気エリアです。
その理由は、「韓服の聖地」と呼ばれる500棟を超える韓屋が並ぶ圧巻の景観と、「味の都」と称されるほど料理が美味しいことで知られているから。
街全体が観光地として整備され、レンタルショップやカフェも充実しており、韓服姿の観光客を見かける機会も豊富です。韓服体験や食べ歩きを楽しむ場合は、他地域に比べてやや割高に感じることもありますが、その分にぎやかで華やかな雰囲気を満喫できます。
グルメの街として知られる全州ですが、特にビビンバの発祥の地。本場の味を家族で堪能できるのは大きな魅力です。
ソウルから全州までは、おおよそ東京から静岡に行くのと同じくらいの距離。日帰りで組み込むにはややハードルが高く、ソウル観光と一緒に回ると移動に時間を取られてしまいます。そのため訪れるなら、1泊以上の滞在でゆっくり楽しむプランがおすすめ。韓屋ステイができる宿泊施設も多く、街歩きと組み合わせれば「宿泊込みの韓屋村体験」という特別な旅を叶えられます。
韓服男(ハンボクナム)全州韓屋村店 https://www.instagram.com/hanboknam_korea/
- 特徴:韓服の種類が豊富でヘアセット無料サービスあり。韓屋村内にあり、手軽に体験可能。
- 料金目安:Klook経由なら予約可能。価格例は明確ではないが、口コミでお得感ありと好評。
- 日本語対応:Klook予約・パンフレットなど、日本語対応あり。不明点は予約画面で確認可。
- アクセス:全州韓屋村内、チョコレートパイ店「PNB」近くの韓屋建物1階
3. 皇理団通り(ファンニダンギル)

慶州で家族連れに人気が高まっているのが、近年注目を集めるスポット「皇理団通り(ファンニダンギル)」です。古都の風情ある街並みに、おしゃれなカフェやベーカリー、雑貨店が立ち並び、親子でのんびり散策するのにぴったり。韓服姿で歩けば、写真映えする通りの景観とあいまって特別な一枚が残せます。子どもが喜ぶスイーツや軽食のお店も多く、観光の合間の休憩スポットとしても便利。歴史探訪が中心になりがちな慶州旅行に、カジュアルに楽しめる雰囲気を添えてくれるエリアです。
慶州ハンボクパン(Gyeongju Hanbokpan)https://www.instagram.com/gyeongju_hanbokpan
- 特徴:韓服レンタルに写真プリントサービス付き。気軽に楽しめるプランが揃う。
- 料金目安:1時間レンタル+写真プリント 10,000ウォン、2時間 16,000ウォン、終日30,000ウォン。
- 日本語対応:詳細は不明(主に韓国語)。要現地確認。
- アクセス:慶尚北道慶州市黄南洞のエリア。慶州観光公社公式掲載。
4. 安東・河回村(ハフェマウル)
ユネスコ世界遺産に登録された河回村は、落ち着いた雰囲気が漂う伝統村。観光客が多すぎず、親子でゆったり散策するのに最適です。秋には「安東国際仮面舞フェスティバル」が開催され、子どもも楽しめる公演や体験イベントが充実。
韓服レンタルも用意されており、歴史ある街並みと紅葉を背景にした家族写真はまさに一生の記念。知的好奇心をくすぐる文化体験ができるので、教育旅行としてもおすすめです。
(名称未確認)韓服レンタル店
- 特徴:河回村内に韓服レンタル店あり。1時間あたり約10,000ウォンとリーズナブル。静かな自然とのコントラストが魅力。
- 料金目安:1時間約10,000ウォン(体験者ログから)。日本語対応:不明。観光地として利用者は多いが、日本語対応は期待薄。
- アクセス:河回村観光エリア内。徒歩で発見できるローカル店
5. 慶州・良洞村(ヤンドン・ハノクマウル)
「屋外博物館」とも呼ばれる古都・慶州の良洞村は、伝統家屋と自然が調和したエリア。韓国の歴史を象徴する世界遺産が点在しており、家族で学びながら散策できます。韓服レンタルを利用すれば、伝統衣装での歴史探訪というユニークな体験に。
周辺には仏国寺や石窟庵といった観光スポットもあり、2泊3日旅行に組み合わせやすいのが魅力。親子で「歴史+カルチャー」を同時に楽しめるエリアです。
家族旅行向け 2泊3日モデルプラン例(秋・韓屋村×韓服体験)
AIに秋シーズンに韓国2泊旅行の条件でモデルプランを作らせてみました。
(筆者の好みが含まれています)
1日目
- 午前:日本出発 → 昼頃ソウル着
- 午後:ホテルチェックイン → 北村韓屋村を散策
- 夕方:伝統茶カフェで休憩
2日目
- 午前:韓服レンタル&家族写真撮影
- 昼:郷土料理ランチ(ビビンバや参鶏湯)
- 午後:韓屋村散策+K-POPショップ or コスメストリートでお土産探し
- 夜:家族で韓国料理ディナー
3日目
- 午前:カフェや市場で朝食 → 買い物
- 昼:空港へ移動
- 午後:帰国
いかがですか?ご自身の条件やお好みに合わせて計画の叩き台としてもお使いいただけます。
まとめ
以上、全国の韓屋村と韓服体験ができる人気ショップ情報をざっくりご紹介しました。
韓国旅行を計画している方は、行き先に合わせて韓服体験を予定に組み込むと、家族みんなで特別な思い出を作れるはずです。
さらに詳しい料金プランや最新のサービス内容は、旅行情報サイトや各レンタルショップの公式ページ、日本語対応の予約サイト(KKdayやKlookなど)で確認してみてください。準備を整えておけば、現地では安心して思い切り楽しめますよ。
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